「フレデリック・コンスタント」impression寒暖温度テスト編

ダイワ時計店で行ったウォッチ・インプレッション(実験) になります。
時計を色々な環境で使用していきます。
なお、あくまでもダイワ時計店の実験です。
メーカーとは一切関係なく、また保証をするものでもありませんのでご了承下さい。

まずは、テスト前に歩度を測定。

ダイヤルUP 12時UP 3時UP 6時UP 9時UP
ー1秒 ー4秒 ー5秒 ー1秒 ±0秒

日常使用の平均日差は-2秒ほどです。


最初のテストは、一晩冷凍庫に入れてみる事にしました。
温度が下がればオイルの粘度が上がり、それが抵抗になって時計が遅れるのではないかと思いながらテストスタートです。
時計の時刻は電波時計で合わせ、10時間、ダイヤルUPの状態で冷凍庫に。
冷凍庫から出し、すぐに時間を見てみると-2秒ほど遅れています。
「ウィッチ」にて歩度を測定

ダイヤルUP 12時UP 3時UP 6時UP 9時UP
ー2秒 ー3秒 ー7秒 ー1秒 ー1秒

歩度はテスト前とほぼ変わらず、約10時間の時間差はー2秒でしたので、低い温度では変化は無いのかなと思います。


続いては高温、炎天下の中 車中においてみたいと思います。
電波時計にて時間あわせ、時計はダッシュボードに置き直射日光が当たる状態にしておきます。
時計放置時間は日中の7時間です。


置いてから3時間後の13時ぐらいに温度計で車内温を計ったら50℃を超えていました。(ちなみに外気温は32℃でした)時計は非常に熱くなっていました。
日も暮れそうになった頃、時計がまだ熱いうちに歩度を計ってみると最初は不安定で+20秒やー40秒を表示。
しかし、少し時間が経つと以下の安定した測定結果になりました。

ダイヤルUP 12時UP 3時UP 6時UP 9時UP
ー2秒 ー5秒 ー8秒 ー2秒 +1秒

測定はじめの不安定さは、時間が経つと安定した結果から、時計本体の高温が原因だと思われます。

今回、寒暖の差のテストをしましたが、誤差に関してははっきりと分かるほどの影響がありませんでした。
しかし、今回のテスト自体、時間が短かった事もあり影響が出ませんでしたが、高温時に精度が不安定になったので
長い時間、高温な環境(毎回、車内等に時計を置くetc)に置くと悪い影響が出る可能性は高いと思われます。

アンティークウォッチ・時計修理のダイワ時計店

SAMPLE SHOP